2020年2月、静岡県は東伊豆の地磯にて厳冬のメジナ(グレ)釣りを楽しんできました。
東伊豆は多数の有名な磯場が点在し、磯釣り師に大人気の釣り場となっています。
その中でも今回はお気に入りのマイナースポット、赤沢周辺の地磯を目指しました。
暖冬と言えど厳冬期の2月、釣り人には厳しいシーズンですが、海の中のメジナは高活性と願いながらの釣行です。
駐車場から釣り場までは大きな岩やゴロタ場を15分程、日頃運動不足の体にはこの短時間でもキツイ状況ですが、魚との出会いに胸を膨らませ歩き、ようやく釣り場へ到着しました。
案の定、マイナースポットなので先行者はいません。こちらの磯場のポイントは大きく3箇所に分かれます。
その中でも一番潮が動くポイントへ釣り座を構えました。
画像では暗くてわかり辛いですが、右側の磯と磯の切れ目から勢いの良い流れが発生します。
この日使用したタックルは、長さ5.3メートル、1号の磯竿(インターライン)に3000番クラスのレバーブレーキ付きのスピニングリール、道糸は1.5号、ハリスは1.25号。ウキは朝マズメ時には電気ウキのBを使用しました。
コマセも前回の真鶴釣行同様、イワシ粉が入ったベースの粉エサに3キロのオキアミを準備しましたが、付けエサにはオキアミハード(M)に加え、今回はバナメイエビを細かく切ったものを用意しました。
早々に準備を整え、日の出と共に釣りを開始、まずはコマセを集中的に打って魚を寄せます。暖冬の影響で水温が高い為か手前の水面には早速フグや小型のカワハギ?と思われるエサ取りの魚が群れになっているのが確認できます。すかさず沖目へコマセを打ち、右側から流れ出る潮にウキを乗せて流していきます。
ここでウキがジワリと水中へ引き込まれていきます。糸ふけを取って竿を立てると生命反応が!小型ながらメジナとの出会いに成功です!サイズは28センチと小型ですが針を飲み込んでしまった為、キープしました。
その後、ネンブツダイやベラなどのエサ取りにも悩まされますが、今回用意したバナメイエビがオキアミよりエサ持ちが良く、メジナが寄っていると思われる沖目を流すと本命が釣れる状況が続きました。
40センチを超えるような大型のメジナは1匹も出会えませんでしたが、最大36センチのメジナを筆頭に計8匹のメジナをキープさせていただきました。
ちなみに釣ったメジナは血抜きをしっかり行い、内蔵を取って(鱗も取ります)持ち帰ってます。こうする事で磯臭さも無く、この時期の美味しいメジナが更に美味しくなりますのでオススメです。帰る際は釣り場のコマセ汚れなどを綺麗に洗い流して、ゴミも必ず持ち帰りましょう。
この日は午後に所用があり、11時で納竿しましたが、まだまだ釣れ続くのではと思われる良い状況でしたので、大型に狙いを定め、改めて釣行したいと思います。
地磯への釣行は手軽ですが、岩に付着した海苔などで非常に滑りやすい場所が多く、潮位や風の影響により波を被る危険も伴います。フローティングジャケットやスパイクシューズ(ブーツ)はもちろん、しっかりとした装備で安全に釣りを楽しみましょう。また一人ではなく、できるだけ同行者を伴うようにしましょう。